メルヘン・メドヘン感想 2017年だぞ

メルヘン・メドヘンの冒頭を見ました。これは意欲的すぎますね」
「えー?」
「だって、2017年に『普通の魔法少女モノ』をやろうと言うのです。これは企画倒れしなかっただけでも褒めていい」
「普通の魔法少女モノとは?」
「つまり、『まどか☆マギカ』ではなく、それ以前の魔法少女モノです。20xx年にまどか☆マギカ魔法少女モノというジャンルを終了、というかまったく異なるものに改変してしまいました。あのパラダイムシフト以降、2017年に、それ以前の時代の普通の魔法少女モノをやろうというのが無理筋なのです。3話までで人が死なないとかあまりに現代的設計とかけ離れている。違和感すら感じる。」
「それは言い過ぎでは。それと、面白いの?」
「企画倒れしなかっただけでもすごい」
「......」

その他。
- このへんのジャンル内での立ち位置の話を、本編内で主人公がしているものだから、こちらもそういう気になってアニメの立ち位置をつい考えてしまう。
- 一話冒頭では主人公は本読みヒロインかと思われたのだが、2話以降はまったく気配がない。やはり読子・リードマンの壁は厚いから避けたのだろうか。
- 主人公は本に「逃げている」ようだが、2018年に「ゆるキャン△」が「趣味は逃避先ではなく趣味なのだ」という最新理論をアニメに持ち込んだ。そのためこれがすでに古くなってしまっている。とはいえ1~2年前のアニメに2018年の最新理論を求めるのは単に酷。
- 「お嬢様とハンバーガ」はやはりテンプレなのか。ここはちょっとテンプレから外すようにしていて良かった。
(お嬢様にとってハンバーガーは味が美味しいからではなく、思い出の食べ物だから美味しい。まあ一ノ瀬由美子クリスティーナは覚えていないようなのだけれど。)