仮面ライダークウガを見た(2018)

プライムでクウガを見た。

ライダーのお約束にきちんと理屈を付けていて良い(怪人が1体ずつ暴れることと戦闘が常に1対1なのは、それがゲームのルールだから、等)、という褒めは他ですごくしているので、ここではやらないです。 そういう理屈付け、私としてはその作品を見やすくなるのですごくありがたい。

話の基本は、一話ごとに格闘をやりつつ、単に戦うだけでなく、クウガ&警察の作戦、解読班・医学班の新情報、科警研のビックリドッキリメカ、で対抗するという作戦モノの面白さが乗っている。 各話完結しているのだが、全話を通した謎もあり、それは未確認たちの行動理由で、後半だんだん明かされていく。

OP曲、2018年現在の自分の感覚では思ったよりゆっくりしてた。(『蒸気が勢い良く見えていた時代もあっただろう』は四季シリーズだったか。) 3回目聞くときには慣れて違和感消えてた。

警察が銃を渡すところは別にいいのでは。空想科学読本シリーズの読みすぎ。 それを言うなら未確認専用の装備が必要になった時点で自衛隊エスカレーションするのでは、等々という話、する?

こういう非常識に警察がきちんと登場して戦う話が個人的に好き。

「振り向くな」の未確認、第一被害者がエスカレーターの老人だと記憶違いしていた。(そこが強く印象に残っていた模様。)

後半、警察が協力的になるのと、爆発が激しくなるのを同時期にすることで、決戦を警察が囲む絵の回避を兼ねている。 これで決戦が未確認とクウガの一対一になる構図に理屈を与えている。

海上さんふらわあ号を未確認が襲いに向かうダイブ前の港のシーン、本当に大洗で撮影してる。 (特徴的な展望台が端に映ってる。ヒントのつもり? あそこまででさんふらわあ号だとわからない人にヒントになるのだろうか) 気づいたときはちょっと笑えた。でも、後から思い返すと、わざわざ撮りに行ったのかよという。(大洗は東京からアクセスが良いらしいとはいえ)

野鳥の会未確認を警察が銃で倒すシーン、警察の武器がちゃんと効いているの好き。 ちょっと爆発の危険があるのでは、と思ったけれど、その前に3号死亡とかでクウガによらなければ爆発しない、ということがわかっているわけか。

薔薇の女、あれアクション作品ではよくある実は死んでないシーンにも見えるけれど、野鳥の会未確認(?)の死亡シーンを考えるとやっぱり死んでるかも。

後半のシングルマザーへの「きちんとお母さんもやったほうがいいよ」ムーブは見ていてちょっと苦しい気持ちになる。 結論のところで「まだまだ忙しい」ということを認めているのは(子供への対応として正しいかどうかはわからないけれど)個人的には好き。

ラスボスと航空機、被害の絵を省いてる。 他のところ、平成ガメラ1・2みたいに被害を見せないようにしていて、見せないことでより怖いand規制(?)回避になってる。 未確認ライダーが建物ごと被害者を轢いたシーンが特にそうだったけれど、野鳥の会未確認(?)がカウントアップする=死んでる、という構図が強くて良い。

最後付近、人間の武器がちゃんと有効(ラスボスはともかく)まで行っているところ、個人的にとても好き。(2度目) (謎の敵の無敵シールド、作劇に便利なのはわかるけど、エヴァ以降で使ってるやつがあまり好きでないので...)

最終話、ディズニーランド。このやろー上手くやりやがって幸せになれよ。

EPISODE 1 復活

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