TRPGマスター、あるいはウチの子かわいい創作者の希望の物語 -WIXOSS 1期-
- ウィクロスはTRPGリプレイのアニメでしたよ
- アニメ版ウィクロスとは?
- カードゲームに願望を叶える力がある
- 願望のない主人公が特別なカード(ヒロイン)と出会う
- 女の子が酷い目にあう系譜
- 全体として、カードゲームのプレイヤが次々と酷い目にあう
- Q それで販促になるのか? A 劇場版はともかく、アニメ2期を同じ路線で作っているので、たぶん。
- 個人的には、おもちゃを褒めるシーンの入る販促アニメよりは、見ていて恥ずかしさが無いため見やすい。
selector infected WIXOSS まゆのおへや (ヤングジャンプコミックス)
- 作者: nini,LRIG
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/10/19
- メディア: コミック
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- ゲームマスターことはじめ
- あのゲームマスターは私たちのような引きこもり性質のスノッブである
- 自分が外に出るのを諦めたか、そもそも最初から受肉・現界を望んでいない
- オタクがこうじて、オリジナルキャラクタ(うちの子)を作り始めた
- うちの子かわいい
- 素直で優しい、人懐っこい子、という設定しか無かったのでは。
- キャラデザまあまあがんばった
白い初音ミク - が、オリキャラ1体をキャラデザするまでで挫折した。
- TRPG"ウィクロス"の誕生
- うちの子が活躍する世界観と物語が欲しい -> そうだTRPGにしよう
- 現実世界を使ったTRPGである
- サブキャラクター作るの面倒 -> プレイヤーキャラクタが勝手に作ってくれる
- 物語が思いつかない -> プレイヤーキャラクタが勝手に作ってくれる
- バトルロワイヤル二次創作だ!
- バトル物は楽
- 次々敵キャラを出して、次々倒せば、とりあえずお話になる
- 人が死なないバトルが欲しかったのではないか
- 目的のためにカードゲームを作ったのではなく、最初にカードがあって、後から目的に利用したのでは
- 最後にうちの子がすべてを救済する
- うちの子が救済するための悲劇発生システム > それ以外に、負けた娘が「願いの逆流」とやらで酷い目にあう理由が説明できない
- うちの子が勝利して願望成就が発動することにより、すべて救われるという、これ以上なくシンプルな物語構成
- リプレイ本。オリキャラとプレイヤーキャラクタ、ゲームコントロール
- 拾ってきたプレイヤーキャラクタと、NPCうちの子
- デスノート初期プロットを目指した? シナリオが狂った
- うちの子にふさわしい強い相棒を選んだら、強いのではなく最強だった
- うちの子にふさわしい優しい女の子を選んだら、相性良すぎてイチャイチャしはじめた
- プレイヤーキャラクタとうちの子がイチャイチャしはじめる
- ゲームマスタによる、介入の様子がリプレイ本に痛々しいまでに克明に記されている
- うちの子の"自由意志"に干渉するのではなく、あくまで説得しているあたり、うちの子愛してる、ゲームマスタとしての公平性に配慮している感はある?
- 「るう子が裏切ろうとしてる」悪いのはうちの子ではないです、プレイヤーキャラクタが悪いんですよ、という説得を、参加者みんな、リプレイ読者にしている場面でもある
- 変態を駆使して初期プロットへ回帰すること自体には成功したが、その頃にはもう『別れ』という悲劇を救済するしかなくなっていた
- 総括:スノッブの希望の物語
- 初ゲームマスタの奮闘リプレイとして見ると、微笑ましい
- 予定外にキャラクタが動いて、思っていた構成にならなかったし、不格好ではあるが。
- 思っていた着地点に近いところでハッピーエンドに落ち着くことができた。
- スノッブが最初に作った話としては、持てる力の限りを知り、それでもなお工夫し、エンディングまで持って行った、という、希望の物語である
selector stirred WIXOSS (HJコミックス)
- 作者: 瀬菜モナコ,岡田麿里,LRIG
- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2017/02/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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